当会について

淡海(おうみ)を守る釣り人の会の活動は、2015年12月、たった2家族の釣り人が、琵琶湖岸のゴミを拾い始めたことから始まりました。

騒音や釣りゴミ、迷惑駐車、漁の邪魔になるなど、琵琶湖を訪れる釣り人が地域の方に迷惑をかけている現実を踏まえて、なにか自分たちにできることはないか。そう考えたからです。

少しずつ仲間を増やしながら人知れず続けてきた「釣り人による清掃活動」は1年後、大きな転機を迎えます。

国土交通省ウォーターステーション琵琶のマスコットキャラクター、しずくくんは、毎日twitterで、瀬田川洗堰の放流量を伝えてくれています。放流量は魚の動きに影響するため、しずくくんの情報を頼りにしている釣り人は多いのです。

2016年12月。「釣り人のマナーが悪い。釣りゴミが落ちている」というしずくくんの訴えに目を留めたのは、バス釣りのトーナメンター兼釣りガイドとして活躍するプロの釣り師、木村建太さんでした。清掃活動にも参加していた木村さんから話を聞いた当会の代表はおそるおそる、ウォーターステーション琵琶の職員の方にメールを出しました。

「琵琶湖で清掃活動をしている釣り人です。ご挨拶させてください」

そこで快く迎えてくださったウォーターステーション琵琶流域連携支援室の職員さんの協力を得て、2017年1月29日、初めて、地元のボランティア団体の方々と協力して清掃活動を実施できました。

それは、滋賀県外から琵琶湖に通いながら地域の方に対して大きな隔たりを感じてきた釣り人にとって、奇跡とも呼べる、大きな、大きな一歩でした。

そのわずか一週間後、滋賀県主催の淡海の川づくりフォーラムに参加することになりました。やはり場違いではないかとの思いから、一度は辞退を申し出ましたが、「釣り人の方に参加していただくのは初めてで、とても楽しみにしているので、ぜひ参加してください」と、滋賀県流域政策局の職員さんが背中を強く押してくださいました。

スライドも用意できず、ただ釣り人が感じているアウェー感と、水辺での笑顔づくりに貢献したいという思いを伝えたところ「勇気ある一歩」と評価していただき、「マザーレイクフォーラム賞」という大きな賞をいただきました。

この賞に感謝を込めて、団体名を「淡海を守る釣り人の会」に決めました。

さらに2017年8月には、マザーレイクフォーラム「びわコミ会議」で、清掃活動について発表する機会をいただきました。

ほぼ2か月に1回実施している清掃活動も、回を重ねるごとに参加者、ご協力団体が増え、漁協の方や自治体の方ともご縁ができました。釣具メーカー、釣具店、バス釣りガイドといった釣り業界の方々にもご協力いただいています。

あらためて振り返ると、始まりは小さな一歩でした。その一歩が、思いもよらぬ未来へとつながっていました。

これからも釣り人が琵琶湖に貢献できる方法を模索しながら、進化していきたいと考えています。

当会の目的

運営スタッフ