活動報告

2024.05.19

第10回セブンの森を開催しました!

第10回セブンの森を開催しました!

2024年5月19日(日)、第10回滋賀セブンの森を、滋賀県守山市の第2なぎさ公園にて実施しました!

今回は総勢219名の琵琶湖を愛する皆様がご参加くださりました!

雨が心配される天気予報でしたが、当日は小雨程度におさまり無事に開催できました

 

<受付〜開会式>

参加者の皆様にはまず受付をしてもらい、トング・軍手・ゴミ袋・ライフジャケットを貸出しました。

たくさんの方にご参加いただき、朝からワクワクしていました

滋賀セブンの森の活動は、セブン-イレブン記念財団・滋賀県・守山市・淡海を守る釣り人の会の4者協定によって成り立っています。

それぞれの代表者から、琵琶湖の環境保全に対する思いを共有していただきました。

<清掃活動>

4チームに分かれて清掃活動を行いました!

打ち上げられたごみを探す湖岸エリアや、

挟まったごみを拾う消波ブロックエリア、

お子様連れでも安心な、集合場所近くの見通しの良い浜エリアに、

木々や杭がからむエリアまで、

多様性に富んだ湖岸を、力を合わせてきれいにしていきます

ごみ袋の運搬はお任せください!

 

<分別・生き物観察>

みんなで拾ったごみを分別していきます!

この作業が結構大変なのですが、みなさまのご協力でスムーズに作業が進んでいきました

「釣り人が居れば水辺はきれいになる」×「セブン-イレブン記念財団」

背中がカッコイイです

また分別の合間には、琵琶湖固有種であるホンモロコの卵の観察会や、水槽展示での生き物解説が行われました

ホンモロコは湖岸の浜の波打ち際にある、ヤナギの木の根などに卵を産みつけます。

第2なぎさ公園は、掛け替え前の野洲川南流における旧河道2本に挟まれています。

当日の早朝から当会の学生メンバーたちが、みなさんに観察していただけるように、それぞれの旧河道で生き物を捕獲してきてくれました

<閉会式・今後の展望

閉会式では、守山市長の森中高史氏や、「DASH海岸」でおなじみの海洋環境専門家・木村尚氏にご挨拶をいただきました。

滋賀セブンの森における4者協定は2019年からの10年間となっており、今年度がちょうど折り返し地点となります。

今後目指す新たな取り組みとして、ヨシ帯の保全やヨシの利活用をメインに、廃棄物の削減・生物多様性保全・カーボンニュートラルの3点に寄与する活動を展開してまいります。

これについて、兵庫県立人と自然の博物館の研究員・三橋弘宗氏より、新技術の解説をしていただきました。

清掃活動中には新技術のデモンストレーションも行われていました。

今後の活動展開にご期待ください!

今回もたくさんのごみを拾うことができました!

産卵に来るホンモロコをはじめとした、琵琶湖の生き物たちが喜んでくれるといいですね

<大川生物調査・小さな自然再生>

清掃活動終了後、午後から大川河口部(先述した、掛け替え前の野洲川の旧河道の1つ)にて生物調査を行いました。

このような旧河道や、琵琶湖周辺に点在する内湖は、琵琶湖の生き物にとって重要な産卵・生育の場となります。

今回の生物調査では、婚姻色の出た魚やたくさんの稚仔魚が確認されました。

大川河口部で小さな自然再生を行なってきましたが、着実に成果が表れています

 


滋賀セブンの森が第10回を迎えられましたことは、いつもご参加・ご協力いただいているみなさまのおかげです。

改めて御礼申し上げます。

琵琶湖はよく「母なる湖」と言われます。

水資源・生物多様性・レジャー利用など、琵琶湖によって生かされている私たちは、母なる琵琶湖に育てられた兄弟姉妹のように考えられます。

私たちはこれからも、琵琶湖への恩返しを続けてまいります。

 

次回第11回滋賀セブンの森は、2024年10月27日(日)に開催予定です。

今後の活動におきましても、私たち釣り人をはじめ、琵琶湖を愛する全ての方にご参加いただきたいです。

今後ともご参加・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。